誰にでも好かれようとすると、自分の輪郭が薄くなっていく。
相手に合わせ続けると、「自分がどうしたいか」より「どう見られるか」が基準になる。
私も以前は、仕事でも人間関係でも、敵を作らず、誰にでも合わせた方が得だと思っていた。
でも、そうすればするほど、自分が安っぽくなっていくような感覚があった。
自分を安売りしない
カントのいう「尊厳」という考え方に照らすと、大切なのは、多くの人に選ばれることではない。
自分自身を、相手にとって都合のいい形へ変え続けないこと。
誰かに好かれるために、自分の考えや大切にしているものまで手放してしまえば、最後には自分が何者なのか分からなくなる。
境界線を持つ
だから必要なのは、境界線を持つことだと思う。
「ここまでは合わせられる。でも、ここから先は合わせない」と決める。
そうすれば、合わない人も出てくる。好かれないこともある。
それでいい。
わかる人にはわかる。
わからない人にはわからない。
誰からも嫌われないことより、自分の輪郭を失わないことの方が大切だと思うようになった。
100人に薄く好かれるために、自分を変え続ける必要はない。
「これが自分だ」と言えるものを持って生きたい。