集中力はドーパミンだけで決まらない。睡眠とスマホの研究から考える
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脳内物質を調べるのは面白い。しかし、毎日のパフォーマンスには、もっと直接的に調整できる条件も存在する。
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睡眠不足は自覚より先に成績を下げる
2003年のVan Dongenらの実験では48人を対象に、4時間または6時間の睡眠機会を14日間続けると、精神運動警戒課題などの成績が累積的に悪化した [1]。本人の眠気の自覚は、客観的な成績低下を十分に反映しなかった。
スマホが近くにあるだけでも?
2017年のWardらの研究では、スマートフォンを机上・ポケットなどに置く条件と、別室に置く条件を比較した。スマホを別室に置いた条件で、利用可能な認知資源に関する課題成績が高かった [2]。ただし、実験課題での結果であり、仕事全体の生産性が同じ割合で変わるわけではない。
続けられる条件を設計する
就寝時刻をできるだけ一定にする、作業中の通知を切る、最初に着手する課題を決める。これらはすべての人に同じ効果を保証しないが、自分で条件を統制して検証しやすい。習慣形成の研究でも、行動のタイミングや文脈が重要な要因として挙げられている [3]。
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