フェニルアラニン、L-チロシン、L-DOPA。どれを摂れば集中力は上がる?
約2分で読めます(目安)
原料の候補は3つある。けれど、「体内でドーパミンに変わる」ことと「健康な人の集中力が上がる」ことは別の問題だ。
目次
何が違うのか
| 成分 | 分類・特徴 | 健康成人の集中力向上 |
|---|---|---|
| フェニルアラニン | 必須アミノ酸。食品に含まれる | 追加摂取の根拠は不十分 |
| L-チロシン | アミノ酸。ドーパミンの前駆体 | 高負荷状況で限定的な改善報告 |
| L-DOPA | 処方医薬品として使用 | 日常的な能力向上目的では推奨できない |
チロシン研究の15件という数の意味
2015年のシステマティックレビューは15研究を対象として、厳しい環境や認知負荷下での能力低下を緩和する可能性を報告した [1]。15件は「世界に存在するすべてのチロシン研究数」ではなく、そのレビューの条件を満たした数だ。
L-DOPAは単なるサプリではない
L-DOPAは血液脳関門を通過し、脳内でドーパミンに変換される。パーキンソン病の治療に使用される一方、吐き気、起立性低血圧、不随意運動、幻覚などの有害反応がある [2]。健康な人が自己判断で使用することは勧められない。
もっと知りたい
目的に立ち返る
材料の選択が目的になってはいないだろうか。最終的な目標が仕事や勉強のパフォーマンスなら、まず睡眠や課題環境を整え、測定して改善する方法がある。
もっと知りたい
参考文献
1. Hase et al. (2015). Behavioral and cognitive effects of tyrosine intake in healthy human adults.
もう1問 ○×クイズ